地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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論理的思考力だけではつまらない


最近になってようやく、お子さんたち自らの「考える力」を育んでみよう、ということがひとつの流れになってきました。ありがたいことだと思います。中学受験の世界においても、おなじような考え方で取り組んで見よう。そういう流れがでてきているようです。これは我が家のブログでこのテーマを取り上げた4年ほど前には考えられなかったことなので、ご家庭にとっても中学受験をするお子さんたちにとっても幸いな流れであろうと。僕はそう思います。しかしその「考える力」というものの具体的な内容をあれこれサーフしていってみると、これが大人のコトバでいうところの論理的思考力のことを指していることがしばしばなんですね。我が家の考える「考える力」というもの。それはむしろ発想力・着想力というほうが近いように思うのです。

論理的思考力と発想力。この2つは似ているようでまったく違うものです。論理的思考力というもの。これは論理を破たんさせることなく筋道を順を追って考えてゆく力のことです。一つひとつの論理の過程を、階段を上るように着実におさえてゆく。必要十分な条件が与えられたならば、理屈からいって当然のこととしてある一つの答えに帰着する。このような、いわば決定論的なものの考え方のことです。それは論理が飛躍しているよ・・・という言葉が示すように、論理的思考というものは基本的に発想・着想などという不確定なパラメーターを嫌います。このパターンの問題にはこの考え方。あのパターンの問題にはあの考え方。ようするにルーティン化した頭の使い方をすることで、最短時間で最適解を求める。そういうスタイルを身につける。中学受験をするという目標を考えた場合にはしかたがない部分もあるのかもしれませんが、子育て派として「お子さんたちの自由な発想を育もう」という立場からしてみると、う~ん、いったいこれはどうしたもんだろうか・・・と、そう思わざるを得ないんですね。

しかし僕は、育ち盛りのお子さんたちに本当に必要なのは、論理的思考力というよりは、むしろ豊かな発想力・着想力のようなものなのではないか。そう考えているんです。論理的思考力はこの先いくらでもトレーニングするチャンスがあります。中学~高校~大学と続いてゆく学問というものは、そもそもがそういうものですから。論理的思考力と常識と。そんなものを身につけてしまえば、そこから先、豊かな発想や着想などを身につけることは難しくなってしまう。であれば中学受験期のお子さんたちの今この時期を、発想力や着想力といったものを身にまとうために使ってみることはできないのだろうか。それへの答えが我が家の「例題の読み合わせ」であり、その集大成が「地頭受験」というものであったのです。発想力をみがいて中学受験に挑む。このような取り組みがお子さんを初見の問題に強くする。我が家がたどってきたそんな道。同じような問題意識を持つご家庭への一つの答えとなるのではないか。そうも思うのです。

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