地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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知らないでいることは幸せか


「井の中の蛙 大海を知らず」という諺があります。あまりよい意味で使われていないようですが、この諺に「・・・ただ天の深さのみぞ知る」という続きがあるということを知ったのは、いつ頃のだったでしょうか。これには諸説があるようですが、その意味のすることのあまりの転回の見事さに息をのんだ記憶は、まだ僕の頭に鮮明に残っています。しかしながら僕がこの話をまな板にのせてみたのは、さらにもう一度、この諺の示唆することについて考えてみようと思ったからです。

僕は学生時代、理系の学生でありながら、視覚心理学の講座を取っていました。教授の先生の話はとにかく面白くて、単位をどうとか、というような話とは関係なく、毎度毎度の講義を最前列の席に陣取って、食い入るように先生の話に耳を傾けたものでした。例えば被験者(もちろん志願者の学生です)に、上下が反転して見えるメガネをかけさせ、何日も生活させてみる。もちろん見えるものはすべて上下が反転しているわけですから、日常生活はとても難儀するわけですね。ところがその被験者をそのまま生活させ続けると、ある日突然、上下が正常に見えるようになる。視覚による上下の認知と常識による上下の認知のずれを脳が調整してしまう。そんな面白い実験結果のお話が目白押しだったのです。そんなお話の中に「横線の猫」というトピックがありました。生まれて間もない子猫を、「横線だけ」が描かれた箱に入れて育ててみる。そうするとその猫は「縦線」を認識できなくなるんですね。ちょっとかわいそうな実験ですが、当の子猫にとってそれは不幸に感じられているのか。そんなことを考えさせられたものです。実のところ、僕たちの身の回りにも似たような話があって、例えば家の中だけで育てられた猫。外には思いっきり走り回れる別世界が広がっているにもかかわらず、家から一歩もに出ようともしない。人生?の全ては家の中で閉じてしまっている。果たして彼(彼女)の人生は不幸なのか・・・どうやら本人はそうは思っていないらしい。どうもそういうことのようなのです。

さて、ここで話を中学受験のありかたに目をむけてみようと。「学び」のあり方。それとリンクするように擦り込まれる大手進学塾の中堅クラスの学習スタイル。さて、この2つを1つのものとして学習してしまったお子さんは、その現状を不幸と考えるか。「学び」にはもっと豊かなバリエーションと広がりがあることを知らないで育ったお子さんたち。はたしてそのお子さんたちの人生は幸せなのかどうか。なんとも考えさせられるテーマではあります。

2009年6月19日記す
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