地頭でわが子と挑む中学受験

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過去問への取り組み方を考えよう(3)


・・・続きです。

志望校の入試問題における学校固有問題の「出題意図」。例えば算数なら、こんな風に整理されます。

  • 数の性質の原理原則から、設問を読みかえることができるか。
  • 設問の文章に明示されていない暗黙の条件を読み取ることができるか。
  • 一見無関係に見える条件の間の暗黙の関係を読み取ることができるか。

このような「出題意図」。過去問をじっくり読みこんでいくことによって少しずつ見えてくるようになります。こうした出題意図というものは、単元別・分野別の「出題傾向」=頻出分野とは異なり、さまざまな分野からの出題・・・例えば特殊算・割合と比・規則性や条件整理・図形分野など・・・にそれぞれ形を変えて、繰り返し姿を現します。どうしてそういうことになるのかといえば、出題意図というもの。これは入試問題を作問される先生が「ほんとうに見てみたいお子さんの資質」。そのものなんですね。ですから作問される先生としては、ワンパターンに陥らないように、むしろさまざまに見た目を変えて出題しよう、ということになる。だからこそ毎年毎年、単元や分野の垣根を越えた、見たこともないような出題になるように工夫されることになる。

出題意図というものを意識せずにこれらの出題を眺めれば、そこには共通項が見当たらない。まったく経験のない出題と向き合うことになります。ところがこれらの雑多な出題。これを「出題意図」という横串を通して眺め直してみると、そこには毎年の繰り返し。同じ観点からの出題であることが見えてくる。同じことの繰り返しであれば、それは経験済みの問題に還元することができますから、「勝手知ったる他人の家」。これを歩き回るのと同じです。そうなってしまえば初見の入試問題。見た目は新奇でも、ものの見方や考え方。そこに用いるべき論理など。それらはこれまでと全く同じ繰り返し、というように出題を眺めてみることができるようになります。以前にも書きましたが、これこそが、お子さんが積み上げつつある得点ブロックの上に載せるための最後の「特別な10点」・・・志望校対策をきちんとしてきたご家庭にしか手にすることのできないプラスアルファの得点力・・・これを手に入れることなのです。

さて、過去問の第3クール。最終クールの目標は、お子さんにこのような目を養ってあげることです。志望校の過去問。これを短冊切りにして、出題意図ごとに並べてみる。そこには単元・分野という垣根を越えた雑多な問題が並ぶことになります。このようにして過去問を解いてみることで、志望校の出題の根底にある出題意図。これをお題目としてではなく、実体験として肌で感じることができるようになる。この時点ではお子さんの過去問の得点。得点力という尺度でいえばもうあまり動きは見えないかもしれません。しかし志望校の「初見」の入試問題。これに強くなる。そういう効果が期待できるのです。これを、全ての公開模試が終わった後の「手探りの40日間」。ここで徹底的に取り組んでみる。得点や偏差値という尺度で測る作業ができなくなるこの時期に取り組むべき課題としては、最適なのではないかと思うのです。

1つの考え方でした。よろしければ参考にしてみてください。

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