地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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知識偏重型の社会は終焉する


タイトルはちょっと「アレゲ」ですが、なかなか面白いことが書かれている「学校選びの本」。一読の価値ありです。

この本の構成は、第1部が、この本の著者でもある教育ジャーナリストの中曽根陽子氏と前和田中学校校長・現大阪府知事特別顧問の藤原和博氏との対談。第2部が、この本のサブタイトルでもある「中学校選びの新基準」。第3部が学校のカタログという構成になっています。この本の第1部の対談で、藤原氏はこう述べています。

『お母さんが子どもたちに目指させる、無難で中の上のサラリーマンは、事務処理型のホワイトカラーがほとんどだと思いますが、これから先はもう破壊されていく運命です。まず、コンピュータの能力はガンガン上がっていきますから、実際に中途半端なホワイトカラーの仕事は、ここ10年、20年でどんどんなくなる。・・・(中略)・・・自分の人生を作り出せるかどうかは情報編集力(引用注:対比として「情報処理力」が挙げられている)にかかっています。処理力がめちゃくちゃ高いだけの人材は、他人の道具にしかなりません。だからお母さんたちがイメージしている無難かつ上質なサラリーマンというのが、仮に10万人いたとしたら、3000人ぐらいに絞られちゃうということなんです。』

実際のところ、まったく同感です。ITシステム構築のプロジェクトなどをやっていていつも思うこと。これだけ事務処理を効率化しちゃったら、いったい何人のホワイトカラーの仕事がなくなっちゃうのかなあ・・・と。現実にこの手のプロジェクト。それだけ投資してもビジネスプロセスを効率化ができれば大幅な人件費の削減になるからこそ、需要がある。これがそのプロジェクトのそもそもの目的なのですから、じゃあ、それを担当していたその会社のホワイトカラーの人たち。最近の「派遣切り」問題と表裏一体の問題と考えるべきで、その手のホワイトカラーの人材。いずれ正社員ではなく「派遣会社」から持ってこられるようになる。ようするに「正社員」としては御用済みのタイプになっちゃう可能性がとても高いんですね。じゃあ、生き残れる3000人ってどんな人材なのか?これこそが我が家の中学受験の1テーマでもあるのですが、この話はまた別の機会に・・・。

で、この「情報処理力」というもの。この本の中でも藤原氏が述べていますが、要するに、「答えのある問題を、知識や公式を当てはめて、きっちり正確にガシガシ解いていく力」のことです。これを藤原氏は「旧来型の学力」と呼んでいる。で、この学力。どこかで見たような尺度で測られている・・・お察しの通り、中学受験においては例の「偏差値」という尺度です。この点について、この本の著者である中曽根氏は「今の中学受験は偏差値の呪縛に捉われている」と指摘している。中曽根氏はこの点を日能研の偏差値表を出している進学情報室長さんにインタビュー。その回答はいとも簡単に、「偏差値表は難しさだけを表す指標。偏差値が高いからいい学校とは限らない」と、ばっさり。

そんなわけで、中学受験を前提にした場合の学校選び。これはどうあるべきか。ここがこの本のキモでもある第2部の「中学校選びの新基準」。なかなか読んでいて考えさせられる内容になっています。学校選びにはどんな価値観がありえるのか。最後の方には「中学校から海外留学させる」などというオプションまで洗い上げてある。

そんなわけでこの本。「偏差値命」ではないご家庭は、ぜひぜひご一読を。そう思います。ご参考までに・・・。

2009年1月6日記す
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