地頭でわが子と挑む中学受験

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「奇跡的な合格」は奇跡じゃない


『・・・したがって、入試本番では、たいていの受験生は自分の持っている偏差値(引用注:合格率80%ライン)よりも高いハードルを越えなければならないことになります。今年のように、多くの中学校の偏差値がアップしてしまいますと、自分の持っている偏差値とのギャップが大きくなってしまいます。その分合格の可能性は小さくなり、思ったような結果が得られなくなってしまうケースが増えるのです。逆に、入試の本番で普段の力以上の成績をおさめて、いわゆる「奇跡的な合格」を手中にする受験生もいます。2002年に施行された文部科学省の新学習指導要領の影響もあって、基本の学力の低下が指摘されていますが、この基本の力が不足気味ですと、合格の確率が低下してしまいます。基本の力こそ合格力アップの原動力です。土壇場で「奇跡的な合格」を勝ち取った生徒というのは、実は基本の力を備えた幅広い学力の持ち主だということができるでしょう。』

首都圏中学模試センター代表取締役の樋口義人先生の著書「中学受験の常識・非常識」からの引用です。

偏差値のボーダーラインから確率論で合否をみているあたりは、さすがに模試センターの先生ならではというところでしょうか。だからこそ「奇跡的な合格」というキーワードが出てくるんですね。しかし「奇跡的な合格」を勝ち取った生徒は「実は基本の力を備えた幅広い学力の持ち主」とまとめている通り、キーワードの字面とは裏腹に「その合格には訳がある=その合格は奇跡ではない」と言っているのと同じことです。

ところで樋口先生は2002年の新学習指導要領が学力低下を招いているという立場をとっておられるようですが、地頭論者としてはそうは言い切れないと思うのです。

以下は「脳科学者が教える子どもの地頭をよくする方法」という本からの引用です。

『あとがき 地頭力の根っこは「生きる力」~「生きる力」。ゆとり教育の見直し(引用注:2002年の新学習指導要領が改定されたこと)、まずは学力という方向性にともなって、「生きる力」は死語に近くなってしまいましたが、学力や地頭力の根っこには「生きる力」があることは脳の構造から見ても当然です。・・・(中略)・・・「生きる力」などというと御大層ですが、こういうふうに項目を並べてみると、「生きる力」がなければ、このご時世、社会人になっても地頭力を伸ばしていけるようにはならないということは自明でしょう。もっといえば、この超高齢化社会で老後も伸び、社会に貢献していくためには、この「生きる力」は必須なのです。』

2002年の新学習指導要領が目指したもの。これはまさに「生きる力」であり地頭力だったのでした。ただ「ゆとり教育」という言葉にひきずられて実践がともなわなかったんですね。だからうまくいかなかった。ならばそこを中学受験を実践の場として再利用することによって、この「生きる力」をお子さんたちから引き出してあげることができるはず・・・そうすればお子さんを樋口先生のいう「実は基本の力を備えた幅広い学力の持ち主」にしてあげることができるはずだと。これが地頭論者としての僕のスタンスなんです。そう・・・「奇跡的な合格」は奇跡じゃないんです。

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