地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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でも、本当のことは教えない。

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僕の子育て。当初はまだそんなことをそれほど強く意識していたわけではありませんが、「学びの力」。この点についてのこれまでを振り返ってみると、身の回りにはたくさんの不思議がある。で、その不思議について学ぶことは面白い。そんなメッセージを娘に伝えてきたように思います。例えばまだ娘が保育園に通っていたころのこと。クルマで送り迎えをしていたのですが、そんな折。娘はこんなことを言い出すんですね。「ぱぱ、どうして夕方のお空は赤くなるの?」。夕方の太陽光は長い大気を通ってくるので、空気中のチリなどによる散乱や吸収の効果が強く出て、透過光は赤くなる。そんな理屈を教えてみたところで娘にはわからない。ついでに言えば、クルマを運転しながらきちんと答えるのが面倒くさかったこともあって、「それはね、ぱぱがお空にみかんジュースをこぼしちゃったからなんだ」などという。娘は「ふ~ん」。「じゃあ、夜のお空が暗くなるのはなあぜ?」「それはね、ぱぱがお空にぶどうジュースをこぼしちゃったからなんだ」「ふ~ん」。さらには夜空に月がぽっかり浮かんでいるのをみて、娘がいう。「ぱぱ、どうしてお空のお月さんはクルマについてくるの?」「それはね、ぱぱがお月さんを紐で引っ張ってるからなんだよ」「へ~え、ぱぱってすごいんだね~」。

はは、いい加減ですよね。でも、娘が少し大きくなってくると、娘にも「ぱぱのうそっぱち」がうすうす分かってくる。「ぱぱ、どうして夕方のお空は赤くなるの?」「それはね、ぱぱがお空にみかんジュース・・・」「ぱぱ、それってうそでしょ。本当はどうしてなの」。夜空が暗くなることについても、お月さんがついてくることについても、さすがにいい加減な答えは通用しなくなってくるんですね。でも、本当のことは「教えない」。「う~ん、どうしてかなあ?」。僕は、目につくことがあるたびに、「あれってどうしてだと思う?」「これってどうしてだと思う?」、などと、いろんな「謎かけ」をしておきながら、ちゃんとした答えを教えない「おおうそつき」でしたから、娘の身の回りは「不思議だらけ」になってくるんですね。で、これがのちの娘の「学び」につながっていったように思うのです。

娘が小学校にあがったとき。僕は娘に「ポプラディア」をプレゼントしました。出版されなくなってから久しい紙媒体の百科事典。マルチメディアのパソコン用百科事典が全盛の中で、なぜ「ポプラディア」なのか。少々お高いですし、内容もすぐ旧くなっちゃうんですが、紙媒体の百科事典にはマルチメディアの百科事典にはないよさがある。マルチメディアの百科事典。検索ワードを入力すると、ささっと該当項目が表示される。マルチメディアだけに音声やら動画やら、内容はリッチなんですが、大きな欠点があるんですね。僕に言わせれば、それは「ページを繰ること」をしないで済んでしまうことなんです。

百科事典のページを繰ること。これには大きなメリットがあります。本来調べようと思っていたこと以外にも、ページを繰ることで、もともと知らない・調べようとも思ってみなかったこと。脈絡もなしに、いろんなことが目に飛び込んでくる。知らなかった世界が目の前に開けてくる。僕が小さかった時に百科事典の虫だったのと同じような効果が、娘にも起こるのではないか。1つの不思議が、たくさんの不思議につながってゆく。そんなことを期待してのことでした。もちろん紙媒体の百科事典は重たくてハンドリングしにくいですし、見出し語を見つけるのも、小学校に上がりたての娘には難しい。だから娘が「ぱぱ、どうして」、と来るたびに、えっちらほ、と該当巻を引っぱり出し、娘といっしょにページを繰りながら目的の見出しを探すんです。ついでに言えば、書いてある内容。小学生も低学年の娘には少々難しい。そんなわけで、娘が何かを不思議に思うたびに、父娘で百科事典をひく。で、そこに書いてある内容を、僕の解説と、少しばかりの「謎かけ」を交えながら、2人でいっしょに学んでいく。娘の興味を引き出しながら、教えるのではなく、2人3脚でともに学んでいく僕らのスタイルは、このころに原点があったように思います。不思議について学ぶことは面白い。僕がそんなイメージを娘に伝授できたのも、こんなスタイルがベースにあったからだと思いますし、これが娘の中学受験期にまで、そのままつながっていったように思います。

今、娘は進学先の中学校の数学科の先生から、「数学と自然」について何か調べてきなさい、という宿題をもらっています。算数ではなく数学・・・となると、やはり「数の性質」という原点に戻りたくなる。「数学?・・・」当然のことながら、娘はこのテーマについて「うんうん」唸っていたので、僕はちょっとヒントを与えることにしたんです。「去年アメリカで17年ゼミが大発生したよね。このセミ、別の名を『素数ゼミ』っていうんだよ」。娘の目が「ぱっと」輝きましたね。面白そう。しかし今度は「ポプラディア」では力不足。そんなわけで「アマゾン」で調べてみると、手ごろな書籍が何冊か。「読んでみたい。買って買って」。娘の「学びは面白い」。中学受験を終えた今も、まだまだ続いているようです・・・。

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