地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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こどものじかん1000日

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中学受験で得るもの。それは高い目標に向けて渾身の努力をしたという実体験。たとえ結果はどうあれ、自分の掲げた目標に全身全霊をかけてチャレンジしたという経験=「経験知」です。他では得ることのできない実体験。これはお子さんのものを見る目を養うことでもありますし、むろん人生の糧ともなります。楽しかった思い出。苦しかった思い出。さまざまだと思います。しかし時を経て思い出されるのはきっと楽しかった思い出ばかり。受験体験の中に楽しかった思い出がひとかけらでもあれば、やがてそれがお子さんの記憶の中で大きくなっていき、いずれつらかった思い出までもが懐かしく思い出されてくるようになる。そんな受験が理想ですね。

では中学受験で失うものとは何か。それは「こどものじかん」です。中学受験というものがお子さんの何と引きかえにしているのかと問われれば、やはりそう答えざるを得ない。お子さんにはお子さんなりの「生活史」というものがあります。これを言い換えれば、子どもには子どものうちに経験しておかなければならないさまざまなものごととの出会いがある、ということです。これもまた「経験知」なんですね。「こどものじかん」は大人の時間よりもはるかにゆったりと長く豊かに流れてゆきます。その豊かな時間を通じてさまざまなできごとを体験しておくこと。お子さんたちがまっとうな大人に成長してゆくためには欠かせません。体験したことのないものごとの価値を、ひとは理解することができません。たとえばお子さんが大きくなって子育てをする。その子育ての豊かさは、お子さんが実体験した「こどものじかん」の豊かさを超えることはできないんです。

中学受験の視点から見たらただの無駄にしか見えないようなお子さんの自由時間であっても、そこには明らかに意味がある。「こどものじかん」の遊びからは、まだまだたくさんの学ぶべきものがある。しかし、放っておけば中学受験の時間はどんどん膨れ上がっていってしまう。「こどものじかん」はどんどん食いつぶされていってしまう・・・。だからこそ、お子さんの「こどものじかん」をどうやればしっかりと確保しておいてあげることができるのか。ここが問題になってくる。子育てと受験の両立が問題になってくるんです。その問題意識が我が家の中学受験のあり方を変えました。詳しくは「この本」にまとめてあります。いまはまだ異端の方法論であっても、それがいずれ1つの中学受験の常識になってくれればいいなあ、と思っています。

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