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公開模試の偏差値ギャップはどう乗り越える?

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引き続き、お子さんの手持ち偏差値についての話題を。現実の入試を念頭に置いた場合、お子さんの志望校の合格ライン上には、1点2点の得点差の間に、場合によっては何十人もの受験生が並んでしまう場合があることはご存知のことと思います。ところがこれを偏差値の分布からみると、お子さんたちは合格ラインに近くなればなるほど、偏差値的には区別のしにくい分布帯にまとめられてしまうんですね。要するに合格ラインに近いお子さんたちの合格・不合格をみようと思ったら、偏差値というものは精度が粗すぎて使いにくい。ですから我が家の場合は公開模試の結果が出たら、それを科目別にピシピシと得点差に置き換えておりました。

そもそも、お子さんの手持ち偏差値はどの程度信頼できるのか。お子さんの成績をどう読んだらいいのか。どの学校にまでなら手が届きそうなのか。その判断基準として当たり前のように偏差値が使われていますが、この点については大学受験業界の内部から問題提起が行われています。出典は「偏差値崩壊~本当の学力を見失う偏差値の呪い」。著者の牧野剛氏は河合塾の講師の先生でいらっしゃいます。以下、引用になります。

『元来「偏差値」自体が持っている何らかの誤差は「3~5」くらいです。そうすると、対象として精密な「40~60」の間は偏差値差が20しかなく、誤差を考えると、偏差値は50前後の±13ぐらいの幅、つまり偏差値「37~63」しか本当にはわからないということになってしまいます。それなのに「1」とか「2」とかの「偏差値」を問題視して、「君の志望大学は「偏差値60」で、「偏差値59」では1足りないので受からない」などと学校や塾・予備校で指導しているのは、本当はでたらめなのです。その上、「偏差値63」よりも上も、「37」より下も母数が少なくて分からないし、真ん中も誤差がある。そんなものだけでの指導はメチャクチャなものに近いのです。』

では実際問題として、お子さんの手持ち偏差値を得点差に置き換えたらなにが見えるようになるのか。この点ですが、得点差に換算することで、お子さんがあと何点取れるようになれば合格ラインにのるのか。それが具体的に目に見えるようになります。我が家の娘の場合、算数はまずまず、国語はまったくダメダメな状態でしたので、そこから上積みしてゆくべき得点を計算していきます。娘の志望校の場合、あらかじめ過去問分析の結果からわかっていたこととして、算数の出題に占める「地頭系」の力をみる出題が配点で20点ほど。これの半分を得点できるようになると仮定として、まず+10点。それから国語は記述重視で配点が70点ほど。これもまた半分が得点できるようになると仮定して、さらに+35点。合計で45点ほどが上積みできると考えると、偏差値15ポイントのギャップ。これはらくらく乗り越えられることがわかります。

あとはこの+45点を本当に得点できるように、徹底して志望校対策をしてゆく。徹底して過去問に取り組む。我が家ではまず国語の記述を攻略して合格ラインにのる。さらにそれに算数の+10点を上乗せして、合格ラインから頭1つ抜け出す。そんな得点戦略を立てておりました。過去問分析・志望校対策については別に連載記事としてまとめてありますので、よろしければご参考いただければと思います。

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