地頭でわが子と挑む中学受験

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中学受験の学習課題はどのぐらいあるのか

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実は学習課題の総量をきちんと数えるのは難しいのです。カリキュラム進行をどう捉えるのかが一筋縄ではいかないですし、さらに数え方によっても学習課題の総数は大きく変わってしまいます。四谷大塚の算数を例にとってみると:
(1)そもそも月例テストや組み分けテストの週の学習内容は復習になっていますし
(2)らせん学習の繰り返し部分を復習ととるのか発展学習ととるのかによっても違います
(3)さらには想定する志望校によっても発展させるべき学習部分の難度が異なってきます

そもそも「復習」の部分は「なにをどう復習するのか」によって伸縮自在にスケジュールを組むことができます。例えば6年生の夏休み=40日間は履修範囲の総復習になっていますが、これをもって中学受験算数の学習課題の総量を「40日分である!」とは言えないことでもおわかりいただけると思います。もちろんお子さん方の課題の吸収力の大きさにもよってくるものの、まあ以下のように捉えるのが一般的でしょうか:
(1)5年生の前半約20週分+後半約20週分。これを学習課題の基本範囲として
(2)6年生の前半約20週分を、5年生分からのらせん学習(復習+発展学習)分とする

6年生の後半約20週分は受験対策期間ですので、ここには含めません。とすると、中学受験をするために履修する必要のある学習課題の総量は、ふつうにできるお子さんたち向けには5年生の1年間で、5年生分の学習課題をスキップできるお子さんたち向けには6年生の前半で、それぞれカバーできるように割り当てられているということができるでしょう。ある意味、ほとんどのお子さんにとっては、5年生の1年間で詰め込まれる学習課題を、実際には6年生の前半までの1年半をかけて、じっくりじっくり、きちんきちんと身に着けていけばよいことになります。もし現在の40週間分の学習課題を1年半をかけてじっくり習得すればよいとなれば、それぞれの学習課題にじっくりと腰をすえて深くさらうこともできますし、そもそも時間的にかなり余裕が出てくるのがおわかりいただけるのではないでしょうか。

僕は前の記事でこう書きました。『偏差値50と偏差値60の間のギャップを埋める努力。あるいは偏差値60と偏差値70の間のギャップを埋める努力。これは中学受験をするために履修の必要な学習課題を身につける努力とはべつの話です。この2つの努力をいっしょくたにするから、話がややこしくなる。中学受験をするために必要な学習課題。これはふつうにきちんと勉強すればいい。1つ1つの学習課題をきちんきちんと身につけてゆく。学校の勉強とおなじです。基本を基本としてきちんと身につける。ただし学習課題の進行ペースがはやい分だけ、工夫が必要になってくる。そこを物量でこなそうとするから、大変になってくる。はやさ×物量。お子さんの毎日の持ち時間を埋め尽くしている受験勉強の量。それはこのあたりからその実態が見えてくるのではないでしょうか。』

そうです。進学塾のカリキュラムがなぜこんなにも無茶苦茶な進行になっているのか。このあたりをきちんと見極めて、本来あるべきペース配分に展開しなおすことで、中学受験勉強は、お子さんにとって、もっと意味のあるものにすることができます。我が家の娘が「体を壊して」6年生の算数をスキップしたにもかかわらず、算数の難易度の高い学校を受験できたのも、このあたりの事情によります。お子さんたちの学習課題の総量は、きちんとペース配分をしてあれげば、一気に楽になるということもできるのです。

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