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志望校対策講座(7) データを集計してみよう(国語)

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せっかくですので、これまで集めたデータを集計してみましょう。比較的簡単に集計できて、なおかつ役に立つデータが取れるのが国語です。サンプルとして、娘が受験した学校の集計データをグラフにしてみました。この学校は3回入試実施校でしたので、データ系列も3系統になっています。棒グラフは課題文の文字数を、折れ線グラフは設問タイプごとの配点を表しています。設問タイプについてはグラフが煩雑になるので、抜き出し系と記述系の設問、文法系と漢字・語彙系の設問はそれぞれ「記述」「言語」の2つのタイプにまとめてあります。



せっかく集計してみたのですから、ついでにこれらのデータから何が読み取れるかを見てみましょう。グラフをざっと眺めてすぐに気が付く点が、課題文の長文化の傾向が続いていることです。棒グラフをみてみると年々わずかずつですが課題文の文字数が伸びてきていることがわかります。ただこの学校の場合、文字数としては長くても3000文字を少し超える程度(・・・物語文の棒グラフをみると4000文字を超える年がいくつもありますが、これは1行あたりの文字数×行数を計算した概数だからです。一般に物語文は一行あたりの空白が多いので、文字数の概数は多めに出ることに注意してください・・・)ですので、長文重視の学校とまでは言えないことが分かります。論説文の課題文の文字数を見てみると、3回入試それぞれで文字数のばらつきが少ないのは、問題用紙のフォーマットが決まっているからです。この学校の問題用紙を確認してみると、課題文は1行あたり約30文字・2段組みで、なおかつ見開きページで完結するようになっているのです。つまり課題文の長さには上限があるわけですね。ですのでこの学校の場合、問題用紙のフォーマットが変わらない限り課題文の長さには上限がある、と見てよいことが分かります。

もう1点気が付く点が、この学校でもやはり記述重視の傾向が続いていることです。ただこの傾向については、3回入試それぞれでパターンが異なる点が目を引きます。第2回入試の記述は平成16年(2004年・・・おりしもサンデーショックの年です)を境に腰砕けになって、いったん記述重視の傾向を見直し、そこからまた記述重視の傾向を強めていっています。また第1回入試と第3回入試の記述は配点の傾向がよく似ていますが、(これは設問を吟味してみて初めてわかることなのですが)内容的にはかなり傾向が異なります。入試実施回ごとのこの傾向の違いは、内容を見てみると比較的継続的にみえるので、おそらくこの学校では3人の先生がそれぞれ第1回・第2回・第3回入試の問題の作成を継続して担当しているのではないか・・・そんな読み方もできそうです。第3回入試問題を担当する先生は抽象的な語句を用いてコンパクトな記述を好むように見えたのですが、はたして娘が受験した平成21年でも、その傾向は変わらなかったのでした。

グラフ化するかどうかにかかわらず、集めたデータは集計しておくと、後からさまざまな観点からの分析に利用することができます。まずは国語のデータを集計してみることができるように、実際に集計したデータのサンプルと、ご自身で集計してみるために利用できるようにブランクのシートをアップしておきます。まずは練習台としてご利用ください。他の科目についてはまた、順に記事にしていきたいと思います。

ツールをダウンロードされるみなさま方へ。どのぐらいの方にご利用いただいているのか参考にさせていただきたく、もしご利用いただける場合は名刺代わりにぽちっと1つ。ご協力をお願いたします。ダウンロードは→こちら

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