地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

志望校対策講座(9) 合格目標得点を設定する

シェアする

中学受験=目標への達成率ですから、計測可能な目標設定が必要になります。今回の記事ではこの点について考えてみようと思います。

志望校に合格したい・・・。であれば当然のことながら、その学校の入試問題で「何点得点できればよいのか」。これが問題になってきます。現実には入試当日の得点はその日になってみなければわからないわけですから、過去問を使って入試のシミュレーションをしてみなくてはならない・・・そういうことになります。過去問に取り組むようになると、実際にお子さんの得点力がわかるようになりますが、お子さんがその学校の入試問題の出題傾向に習熟していない段階での得点力はそのままでは参考にすることができないわけです。だからといって、過去問を繰り返し解き直していく過程で伸びていくお子さんの得点力。これは初見の問題を解いているわけではないわけですから、これも参考にしにくい。その学校の入試問題に対するお子さんの得点力。これに一番近いのが、(大方の大手進学塾が指導する順番とは逆順になりますが)「一昨年度までの過去問に十分習熟したうえで、昨年度の過去問を初見で解いた時の得点」、ということになるでしょう。

赤本には「合格者平均点」「合格者最低点」「受験者平均点」・・・と、いくつか基準になる入試実績データが載っています。当然ながら目標は「合格者最低点」をクリアする・・・ということになるわけですが、しかしこの得点。結果論にすぎないのです。むしろこの得点をクリアするために、どのようなタイプの得点ブロックを積み上げていかなくてはならないのか。この点を考えておかなければなりません。この点をきちんと考えておかないと、どの得点を基準にして、あと何点上積みしなければならないのか。その得点源をどこに求めるべきか。そういった対策を考えにくいんですね。ですのでまずこの点をはっきりさせてみようと思います。その場合、学校のタイプによって状況が異なるので、2つほどモデルケースを考えてみます。

第一志望のお子さんたちばかりが集まる人気校

このようなタイプの学校では、その学校を第一志望として受験するお子さんたちばかりが集まってきますから、お子さんたちはその学校の過去問に十分習熟していることでしょう。かなり均一な受験者集団だと考えていい。そういうお子さんたちが初見の問題を解いた結果の得点。その平均点が「受験者平均点」ですから、同じように過去問に習熟してきて、同じ年度の過去問を初見で解いてみたお子さんの得点。それは「受験者平均点」を基準に読み取ればよいわけです。

このタイプの学校。毎年の受験者層・受験者数にあまり変動がないですから、「受験者平均点」と「合格者最低点」の差もそれほど変動しないんですね。お手元の赤本で確認してみてください。大体その差は何点程度でしょうか。その学校の募集定員にもよりますが、おそらく10点から15点ぐらいではないでしょうか。大体その学校の「学校固有問題」の配点に近い数字になると思います。つまり合格目標得点としては、「一般的な問題」の部分だけで安定して「受験者平均点」を上回ること。加えて「学校固有問題」の部分を確実に得点すること。このような得点の組み立てで「合格者最低点」を上回ることを第一目標に、そこからさらに上を目指すことになります。

より上位校からのご降臨がある人気校

要するに人気校でありながら併願の対象ともなる、しばしば複数回入試が実施される、典型的な中堅上位校のパターンです。このような学校の場合、受験者集団はかなりばらつきます。年度によって併願パターンもさまざまに変化しますので、毎年の受験者層・受験者数もかなり変動する。だだ1つ、はっきりしていることは、この学校を第一志望として受験するお子さんたち。この子たちは他の受験者集団に比べてその学校の過去問に十分習熟していることでしょうから、この点は大きなアドバンテージになる。この点を十分に生かせば、得点の上でご降臨組の受験生集団を逆転するチャンスは十分にあるのです。

ただこのタイプの学校の問題点は、同じ年度の過去問を初見で解いてみたお子さんの得点。「合格者平均点」「合格者最低点」「受験者平均点」のどれを基準に考えればいいのか。これがなかなか分かりにくいんです。ですのでまずは、「合格者平均点」と「合格者最低点」の差。「合格者最低点」の差「受験者平均点」。この2つを比較してみてください。このうち、年度によってあまりばらつきのない方。「合格者最低点」か「受験者平均点」のどちらか。それを過去問を解いてみる場合の基準に、お子さんが過去問を解いてみた場合の得点を読み取るようにします。あとは1つ目のモデルケースと同じ。つまり合格目標得点としては、「一般的な問題」の部分だけで安定して基準点を上回ること。加えて「学校固有問題」の部分を確実に得点すること。このような得点の組み立てを考えることになります。

関連記事:

--
今日もお子様は受験勉強を楽しんでおられますか?お子様に笑顔はありますか?
新たなお題のリクエスト・疑問・ご質問などは「コメント欄」に気軽に書き込んでください。

参考になりましたら、どれでも1つ。ぽちっとお願いいたします。      お薦め図書・参考書:
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ  にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ  にほんブログ村 子育てブログ 小学生の子へ        アマゾンインスタントストアへ

過去記事へのご意見・ご質問も大歓迎です → 最近の過去記事一覧
スポンサーサイト



 志望校対策 過去問 過去問分析 得点戦略 合格目標得点 入試シミュレーション 初見の問題 学校固有の出題

Comments

Add your comment

Designed by Akira.

Copyright © 地頭でわが子と挑む中学受験 All Rights Reserved.
ブログパーツ ブログパーツ アクセスランキング