地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

スポンサーサイト

シェアする
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

さまよえる国語(番外編) 解法テキストの使い方

シェアする

前回公開させていただいた解法テキスト。内容を眺めてみて、「拍子抜け」した・・・というご家庭も多いのではないでしょうか。実際問題、このテキストは「ゲームのルールブック」のエッセンスの部分だけであって、その含蓄の部分。その部分はやはり、出口先生と竹中先生のテキストの解答解説の部分に当たっていただきたいのです。それもまず、竹中先生のテキスト。その「前書き」の部分を親御さん自身がじっくり読んでいただきたい・・・国語に悩めるお子さんたち。その悩み。袋小路に迷い込んでしまったような、そんな「堂々巡り」の様子をみて、そのテキストを書こうと思い立った竹中先生の想い。これがよくわかります。この本の体裁は一見してハウツー本みたいに見えますが、その底流にあるもの。それはあくまで「悩めるお子さんたち」の視点から、何をしてあげればよいのか・・・そのような意図で書かれた本であることを実感していただけるのではないかと思うのです。

さて、この解法テキストの使い方ですが、これをそのままお子さんに手渡して、「これを見ながら問題を解いてみなさい・・・」。そのような使い方を意図したものではありません。このテキストはあくまで「過去問に組み込んだ形になっていた解法のエッセンス」を抜き出してきたものにすぎません。ですからこのテキストの本来の使い方。それはあらためて「解法のエッセンスを過去問に組み込んで」使うことを想定しています。具体的には、お子さんの志望校の過去問。その課題文に、この解法テキストの手順に従ってあらかじめマーキングをしておいてください。それができあがったら、その状態の課題文をコピーしておきます。ここまでが準備の第1段階。その先の作業は、マーキング済みの課題文のコピーを使って行います。

つぎに、そのマーキングを手掛かりに、設問と設問部から課題文の中の「根拠となる文」に到達できるかどうかを確認します。正しい「根拠となる文」に到達できたかどうか。それについては過去問の解答解説。これを参考に確認します。結果がOKであれば「根拠となる文」を丸印で囲んでおき、設問と設問部から「根拠となる文」に到達するまでの道筋を矢印でつないでいきます。そして最後に、その「根拠となる文」を参照しながら設問を解いてみる。そしてその結果が正解になることを確認しておきます。これが準備の第2段階になります。ここまでの作業で、①マーキング済みの課題文、②設問と設問部から「根拠となる文」に至る道筋が書きこまれた課題文、③模範解答、の3つが準備できたことになります。これで「解法のエッセンスの過去問への組み込み」のできあがりです。いやはや大変な作業なのですが、お子さんはこれを50分間で、大問2つに取り組んでいるのです。お子さんにかかっている負担。それを推して知るべし・・・なのです。国語に悩めるお子さんたち。その悩みの深さはいかばかりか・・・(涙)。

さて、このようにして再現した「過去問ベースの解法テキスト」は、お子さんのレベルに合わせて使い分けます。我が家の娘の場合、国語はもうどうしようもなくダメダメな状態でしたので、①と②。これをまるまる手渡して、「これを見ながら問題を解きなさい」・・・。つまり、まずはマーキングの方法。ついで設問と設問部から「根拠となる文」に到達するまでの道筋。矢印を辿ってその道筋の歩き方を学ぶところから始めました。そうして「根拠となる文」の探し方を確認した上で、その「根拠となる文」を参考に設問を解いてみる。それも記述に関してはあらかじめ「記述部品」を下書きとして与えたうえで、記述を組み立てさせる。そして「模範解答」を見ながら「記述の組み立て方」の練習をする。これはもう、「正解を見ながら正解を作る練習」そのものです。これを1クール目として徹底的に繰り返しました。1クール目の卒業の目安は、「根拠となる文」がわかれば「正解を見なくても正解できる」。そのレベルに到達できたかどうかになります。

2クール目。こんどは「まっさら」の課題文を渡して問題を解くようにします。課題文に自分でマーキングし、ついで設問と設問部から「根拠となる文」に到達するまでの道筋。これを自分の力で追ってみる。「根拠となる文」らしきものが見つかったら、①と②を使って、この時点で正しい「根拠となる文」が拾えたかどうかを答え合わせします。これはつまり「根拠となる文」を自分の力で探す練習です。これをやはり2クール目として徹底的に繰り返しました。2クール目の卒業の目安は、「自分でマーキングした結果」から「根拠となる文を探し出すことができる」。そのレベルに到達できたかどうかになります。この段階になると、娘に言わせれば、「根拠となる文が光って見える」ようになる・・・んだそうで(笑)

さて、これからが3クール目。おもに物語文の記述問題の解き方を重点的に練習します。物語文の記述問題は論説文の記述問題と異なり、「記述部品」をそのまま使えることは多くないのです。ですから探し出した「記述部品」をもとに、自分の言葉に置き換えて作文する練習。これを「下書き」の中で練習します。この段階を頭の中で処理しようとすると、いつまでも「頭のなかで言葉がぐるぐるまわっているだけ」になってしまうお子さんも多いので、これらの言葉をとにかくまず「紙の上にダンプアウト」してしまう練習。これを徹底します。頭の中で堂々巡りしている言葉も、紙の上に目に見えるカタチにしてしまうと、手掛かりが見つかることが多い。「この言葉とこの言葉はまとめるとこう言い替えることができるね・・・」。そういう部分だけに頭を使うことができるようになる。この処理を短時間でできるようになることを、3クール目の卒業の目安とします。

このようにして3クールをこなしていくうちに、お子さんは国語の「読解記述問題」というゲームのルールが身についていきます。第3クールを卒業するころには、国語に悩んでいた頃が嘘のように正解を大量生産できるようになる。これが我が家の国語。手作りのマンツーマン教育の中身です。娘はこの各クールをそれぞれ過去問21回分。計63回分練習したことになります。・・・ということは、僕も「過去問ベースの解法テキスト」を21回分。手作りしたことになるわけですね。夜なべ仕事で大体1か月分ぐらいの作業量でした。

解法テキストの使い方。「拍子抜け」しているどころではない、というお話でした。

関連記事:

--
今日もお子様は受験勉強を楽しんでおられますか?お子様に笑顔はありますか?
新たなお題のリクエスト・疑問・ご質問などは「コメント欄」に気軽に書き込んでください。

参考になりましたら、どれでも1つ。ぽちっとお願いいたします。      お薦め図書・参考書:
にほんブログ村 受験ブログ 中学受験へ  にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ  にほんブログ村 子育てブログ 小学生の子へ        アマゾンインスタントストアへ

過去記事へのご意見・ご質問も大歓迎です → 最近の過去記事一覧
スポンサーサイト

 国語 読解記述 ゲームのルールブック 過去問 解法テキスト

Comments

Add your comment

Designed by Akira.

Copyright © 地頭でわが子と挑む中学受験 All Rights Reserved.
ブログパーツ ブログパーツ アクセスランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。