地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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ゆとりの時間を十分に活用しよう

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「まずは時間を作り出そう」・・・僕はそう書きました。でも多くのご家庭にはまだ疑問が残っているのではないでしょうか。「復習を予習に切り替えただけでしょう?確かに塾授業の拘束時間が有効に使えるようになって、持ち帰りの学習課題もいくらか削れるかも知れない。でも、それで捻出できる時間なんてたかが知れたものじゃないの?」。おっしゃる通り、トータルの時間の中で削れる時間はそれほど多くないかも知れません。しかしここで見落としてほしくない点があるのです。それはお子さんの「学びのモードに質的な転換」が起こること。もう少し具体的に言うと、自分の力で例題に取り組むことによって、ここでお子さんの学びのモードが、「覚える学び」「理解する学び」から、「考える学び」へと切り替わっているんですね。実際のところ、これはとても重要なポイントなんです。昔からある言葉に、「教育とは教え込むことではなく、引き出すことである」というというものがあります。「覚える学び」「理解する学び」が教え込んだことを定着させることに相当するとすれば、「考える学び」には、お子さんから「考える力」を引き出す効果がある。従来型の受験勉強とは「中学受験に必要な知識やスキル(技能)を習得させる」ことであって、これを「考える力を引き出す」方向に転換することで、はじめて「中学受験」と「教育」の間に接点が出てくる。中学受験期のお子さんの子育て。この中心は「教育」にあるわけですから、ここではじめて「子育て」と「中学受験」という2つのものが重なってくることになるんです。

この点は非常に重要です。1の時間を2にも3にも活用することができるようになる。さらに。自分の力で例題に取り組む。自分の力で例題が解ける・・・考えることは楽しい・・・学ぶことは面白い。このような流れにお子さんを導いてあげることさえ可能になってくるのです。実際のところ、ご家庭でお子さんの「予習」をじっくりアシストしてあげることは、「ゆとりの時間を使った教育」そのものなんです。この言葉。どこかで耳にしたことはありませんか?そう・・・PISA基準の学力尺度でダントツの成績をおさめて話題になっている「フィンランドメソッド」。ここから引き出されてくる「新しい学力」。これとそっくりなんですね。このような教育メソッド。こんにちの「学校教育」や「大手進学塾の塾授業」に求めることはかなり難しい。だからこそ、「予習中心」という学習スタイル。これを「家庭学習の場に持ち帰って実践する」。これこそが「新しい学力」の習得に相当するのではないかと僕は考えているのです。このようなやり方をとること。受験勉強という機会を使ってお子さんにたくさんの「学びの面白さ」を体験させてあげること。さらには「考える力」を授けてあげること。こうしてお子さんに授けてあげた「新しい学力」をベースに中学受験すること。これこそが、僕がイメージしている「もっとシンプルな受験のあり方」「新しい受験のあり方」の1つカタチなんです。

とはいえこのようなやり方で、中学入試の場で実際に結果を残すことができるのか?これは当然の疑問だと思います。ですのでここで実際に我が家のケースで娘の学習にどのような変化が表れたのか、あるいはそこから期待される効果などについて、いくつか具体例を挙げておこうと思います。

初見の問題に強くなる

とにかく非常に明確に現れた効果は、算数について「初見の問題に強くなる」ことでした。娘の受験校はかなり変わった問題を出題するのですが、そのような見たこともないような問題。娘はこれを、自分の頭で考えてどんどん解いていってしまう。これには僕自身、かなり驚かされました。娘の算数。中学受験向けの準備は事実上、5年生の間に培った「考える力」がほとんどです。ちなみに娘が算数の学習に利用したのは、四谷大塚のメインテキスト「予習シリーズ算数」と「計算と一行問題集」のみ。副教材の「演習問題集」や、それ以外の市販の参考書、問題集のたぐいは、結局のところまったく利用することはありませんでした。「ゆとりの時間」はうっかりすると「すきま時間」に見えてしまうのですが、ここに別の課題を詰め込むこと。これはまったく必要ありませんでした。

入試対策期間に期待される効果

算数の学習を、「覚える学び」「理解する学び」というスタイルで進めてくると、十分に予測できるのは、夏休み明けの入試対策期間から本格的に始まる、理科・社会という知識重点科目との間で起こる、「覚える」という学習スタイルでの競合です。理科・社会の知識の習得に重点を置くと、「覚える学び」で習得してきた算数の解き方の知識にほころびが生まれる。要するに「刃こぼれ」するように、その解き方を忘れていってしまうんですね。そうかといって算数の復習に重点を置くと、こんどは理科・社会の知識の習得に割くことのできる時間が限られてきてしまう。以下は他のご家庭のブログ記事などから推測していることなのですが、算数を、解き方を「覚える学び」「理解する学び」で学習してくると、6年生の夏休み明けから始まる入試対策期間。ここから重点的に始まる理科・社会という知識重点科目との間で、おそらく「覚える」という部分で競合が起こるのか、算数の成績が夏休み明けにピークを迎えてしまうケースが散見されました。我が家の場合、算数の学習スタイルを「考える学び」に学習モードを転換したことで、もし娘が4教科受験を選択していた場合、理科・社会などの知識重点科目との学習時間の競合は最小限に抑えられたのではないかと考えています。

塾の課題は取捨選択してもかまわないのか

もちろん「復習中心」の学習をしっかりと「予習中心」の学習に置き換えることが前提ですが、この点についてはまったく問題ないと僕は考えています。僕も当初はこの点について疑問がありましたので、娘の担任講師の先生に、この点について問い合わせたことがあります。その時のやりとりをここに再現してみようと思います。・・・「塾からの持ち帰りの学習課題(宿題)が多すぎるように感じているのですが、これらはすべてこなす必要があるのでしょうか」「はい、課題はすべてこなしていただくのが前提になります」「もし、毎回すべての学習課題をこなしていったとしたら、娘の成績に配慮を加えていただけるのでしょうか」「それはありません。テストでの成績が評価のすべてになります」「では、これらの学習課題をすべてこなしていけば、必ず成績は上がると考えてよいのでしょうか」「いえ、それはご家庭でどの程度しっかり課題をこなしていただけるかによります」「ということは、持ち帰りの学習課題(宿題)をすべてこなして提出しなくても、娘の成績にマイナスの評価が加わるということはないわけですね」「そういうことになりますね」・・・。これは僕と担任講師の先生との間のやり取りですので、参考程度に考えていただきたいのですが、おそらく各ご家庭で同じような問い合わせをしたとしても、同じような回答が返ってくるのではないかと思います。もし、塾の課題を取捨選択することに不安があるようでしたら、同じような問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

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