地頭でわが子と挑む中学受験

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21世紀の名門中学を探す本

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私学研究家である本間勇人先生の「名門中学の作り方―未来志向の学校を選ぶ8つのポイント」という本。この本は実は21世紀における名門中学の選び方の本でもあります。20世紀型の教育にはどのような問題があったのか。21世紀を生きるお子さんたちのためにどのような学校選びの視点が必要なのか。そのような内容について掘り下げて書かれている本です。前書きの部分から何点か引用させていただきます。

教育を再構築しなければならない

『・・・日本は明治以来、従来の産業構造でいえば、工業技術や科学技術で優れた人材輩出教育システムを構築してきた。・・・(中略)・・・しかし同時にグローバリゼーションの光と影の葛藤を放置してきたツケは、青少年の精神にダメージを与え始めている。青少年が引き起こす凄惨な事件の背景には、大量生産、大量消費、大量移動にブレーキをかけるはずの価値意識や倫理観を空洞化する経済活動の影の部分があると言われている。知識を整理し分類し大量に覚え、消費する教育は、その営みのリスクを回避する倫理観や寛容を育てることができなかったのである。』

偏差値だけでは学校を測れない

『・・・保護者にとっては、自分の子供のためにどのような教育機関を選択するのかは、重大な問題な問題である。首都圏の中学受験率は20%を超えたと言われているが、この私立中高一貫校ブームにその不安が表れているというのは我田引水であろうか。しかも偏差値や大学進学実績だけではない指標や基準で学校選択をしたいという保護者も増えている。彼らは明確に意識していなくても、偏差値や大学進学実績だけで学校選択をしていくと、それはあくまで従来の才能や技術を養うエリート校を選ぶことはできるが、一般科学技術や知の技術、アートとしての技術、倫理としての技術というグローバリゼーションの世界でサバイバルできる力を育成する、クオリティスクールやエクセレントスクールを見失う恐れがあるという不安を抱いているのかも知れない。』

名門中学を見極めるポイント

『一般に「名門中学」というと、東京でいう御三家を中心とする私立中高一貫校のイメージを思い浮かべるであろう。とりあえず御三家は「名門中学」の範疇に収まるが、その周りにある大学進学実績良好で偏差値の高い学校が「名門中学」に入るかというと、必ずしもそうではない。また偏差値などが低くても将来の「名門中学」になる可能性のある学校もあるのだ。』

本間先生は本書の中で、『私学の系譜』というものを、8つの観点から『官学の系譜』と対比させながら、その立ち位置を検討していきます。そしてその立ち位置は21世紀のこれからどうあるべきなのか。その萌芽を内包する学校とはどういうものなのか。そのような視点で「名門中学」とは何かについて語ってゆきます。その試みはおそらく、お子さん1人の将来を考えることだけではなく、お子さんを取り巻く社会。どんな社会をお子さんたちに残してやれるのか。それを考えるヒントにもなっています。子育てと中学受験。その双方を大切に考えておられるご家庭には、ぜひとも1度は手に取って眺めていただきたいと思います。巻末に筆者の尺度による代表的な50校のクオリティスコアを掲載。

2009年8月12日記す
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