地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

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小さな受験。時間のゆとりが考える子を創り出す(9)

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最近の書店の雑誌コーナーの前を通ると、やたらに目につくようになった「考える力」というもの。おそらくこれは、かなり以前から話題になっていた「フィンランドの教育メソッド」が子供たちから引き出すことを成功させてきた、PISA基準でいうところの「新しい学力」。これが巷の話題にのぼるようになったからでしょう。実際のところ、この「新しい学力」というもの。これは娘が小学校に上がる以前ですから、今からさかのぼること7~8年。日本の教育界で大論争になっていた「ゆとり教育」のあり方。教育心理学の先生方や教育関係者の方々。加えてなんだかよくわからない学歴主義者たちなども加わって行われていた、この大論争の中で議論し尽くされてきたものと、その内実はあまり変わらない。僕はそのように理解しています。このあたりの経緯は、我が家の推薦図書の中にリストアップしてある参考図書。例えば:

このあたりの本を実際に手に取っていただればよくわかるのではないかと思います。ただ、ここで見落とさないでいただきたいなあ、と思うのは、このような教育メソッド。これらの実践の場は、本来ならば十分な時間のゆとりを確保することのできる、「学校教育」である点です。同じような結論に至りながら、なぜ日本の学校教育の場ではそれがうまく機能しなかったのか。これについてはさまざまな意見があるようですが、議論の外野席にいた僕などが口を挟むべきではない。ただただ、「授業参観」だの「保護者会」だの、そのような場に出席するたびに、「ああ、これではどうしようもないなあ」・・・という感慨を抱かざるを得なかった。具体的な指針も示されず、両手を縛られたまま教壇に立たざるを得なかった現場の先生方。とても気の毒に思いながら、それでもこの6年間の間に「公教育に対する不安」を拭い去ることはできなかった。とても残念なことでした。ただ、「保護者会」に出席するたびに感じていた違和感。この学校と家庭の接点で感じる違和感。この責を現場の先生方に帰するのはとても無理な相談だろうなあ、と感じてきたのは事実です。

さて、お子さんの「考える力」を育むために、このような「時間のゆとり」を活用すること。これを現状の進学塾それ自体に求めるのはどだい無理な相談だ、ということはお分かりいただけると思います。だとすればこれを求め得る場は、現状では各ご家庭にしか残っていないようにしか思えない。しかしだからといって、これを自宅学習に置き換えたとしても、これを進学塾そのままの時間の使い方までを持ち込んできてしまっては元も子もないわけです。問題は、「通塾か自宅学習か」の選択にあるのではなく、そのどちらを選択するにしても、「いかにして家庭学習のなかに時間のゆとりを確保するのか」。解決すべき課題はここにある。そう僕は考えるのです。このゆとりの時間を使って「教え込むのではなく、お子さんの中からじっくりと気づきを引き出してゆく」。1つの気づきが次の気づきにつながっていく。そうした気づきの連鎖が、まるでジグソーパズルのように学習課題の全体像を描き出してゆく。そうして最後の気づきの1ピースが、しかるべき場所にピタリとはまったとき、はじめて「なるほど」・・・これが訪れる。これを丹念に、1つ1つの例題についてじっくり取り組んでいく。これこそが、「覚える算数」でもなく「理解する算数」でもない、「考える算数」。それを手に入れる方法の1つだと思うのです。

ただ、このような教育メソッド。本来は何人ものお子さんたちが参加して相互に刺激しあい、そこから生まれ出てきた気づきをきちんとまとめなおす先生がいて成り立つもの。これを単に家庭に持ち込んだとしても、お子さん1人の手にはあまる話なのです。ですから娘の「学びの友」として、ともに刺激しあいながら、娘の中から気づきを引き出してゆく役割を、僕が担うことになった。これが我が家の「ぱぱ塾」の原型となりました。そうして試行錯誤を繰り返しながら、その効果を確かめていく。時間のかかる作業でしたが、これが我が家の「例題の読み合わせ」という形にまとまったのが、娘の5年生も年の暮れになってからのこと。我が家のブログがおかしな時期から始まっているのには、そんな理由もあるのです。我が家的な考え方、解決策とその実践方法は、このブログの記事カテゴリ「教育と学び」「自宅学習と地頭受験」「子育て」にまとめていきますので、よろしければご参考になさっていただければ幸いです。「覚える算数」でもなく「理解する算数」でもない、「考える算数」。受験年の9カ月にも及ぶブランクをものともせずに復活を果たし、なんとかゴールにたどり着くことを可能にした、娘の「算数脳」。これは娘がまだ元気だった5年生の間に、コツコツと「予習シリーズ算数5年上下」の例題をこなしてきた、ただそれだけの取り組みから得られた成果としか理解できないものなのです。我が家のブログ記事に、算数の問題集や参考書などの紹介がほとんど表れない理由もここにあります。中学受験はもっともっと小さくすることができる。するとそこには「時間のゆとり」が生まれてくる。そしてその延長上には「もっとシンプルな受験のあり方」・・・そんなものが見つかるのではないだろうか。僕のそんな思いは、こんなところにも理由があるのです。

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2009年2月21日記す
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