地頭でわが子と挑む中学受験

豊かな学びと子育てが考える力や生きる力を育てます。無理のない受験を考えるための1つの新しい処方箋。

たった1つのことをお伝えしたくて

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僕がこのブログを若干のリニューアルをしてまで再開しようと思った理由。実のところ、それは中学受験期を迎える前のご家庭に、たった1つのこと。それをお伝えしておきたい。そう思ったからなのです。この記事ではその「たった1つのこと」。何はともあれこのことについて、できるだけ手短かにお話ししてみたいと思います。

にほんブログ村の「子育て」カテゴリに参加されているご家庭のみなさん方。そしてその読者のみなさん方。僕がここのたくさんのブログ記事を読ませていただいて気がついたこと。それは、ここにはおそらく子育てについてとても熱心な、あるいは非常に意識の高い方々がたくさんいらっしゃる。それを「人作り」の観点から見てみれば、それはお子さんの持てる可能性をできるだけたくさん見出してあげたい。そしてそれをできるだけ伸ばしてあげたい。あるいはお子さんの将来の選択肢をできるだけ多く用意しておいてあげたい。そういうことだと思うのです。さまざまな習い事やお稽古ごと。あるいはご家庭の大切な日に少しばかりの工夫を凝らした思い出作り。あるいはお子さんとともに過ごす時間を通してさまざまな体験を共有すること・・・。あるいは能力開発のための早期教育を授けてあげることでも同じことなのですが、それはおそらく、お子さんたちの将来に向かって、お子さんたちの可能性や取り得る選択肢の「幅」。それを最大限大きく取っておいてあげたいという、親御さんたちの気持ち。そういうことだと思うのです。

そんなこんなの記事を読ませていただいていると、いやはや、僕の子育てなんて「穴だらけだったんだな~」と思わずにはいられない。ああ、こんなこともできたんだ。あの時こうしておいてあげればよかったんだなあ、などと考えさせられることばかりです。いやはや、汗顔の極みです。汗・・・汗。僕が「人作り」を仕事として過ごしてきた20年ばかり。その経験を娘の子育てに活かしてきたつもりでしたが、いかにも「井戸のなかのなんとやら」。なんともそう思わざるを得ない。しかしそんな子育てではあっても、我が家の娘は、その中からたくさんの「学び」を得て、今、それを自分の糧として、自らの道を歩き出してくれました。とはいえまだまだ「ひよっこ」の娘のことですから、はたから見ていても「はなはだ心もとない」。でも、そこをぐっと我慢して、手を出さない。娘自身の選択を最大限尊重してみよう。彼女はどこへ行こうとしているのか。それをじっと見守っていてやりたい・・・。僕は今、そう思っています。

ここで中学受験期を迎える前のご家庭に向けての話に戻ります。中学受験真っただ中のご家庭。僕にはその親御さんたちに話を伺う機会が幾度もありました。「どうして中学受験をするのか」。その答えの表現はさまざまでしたが、誤解をおそれずにそれを平たく言い換えてみれば、それはやはり、「お子さんたちの可能性や取り得る選択肢の幅。それを最大限大きく取っておいてあげたい」。そういうことだったのです。親御さんたちの気持ち。それには変わりはありませんでした。しかしその中身は大きく変質してしまっているように見えるんです。「中学受験の常識」。そんなものに手足をからめとられてしまい、大変な悩みやご苦労を抱えて身動きもならない。そんなご家庭が数えきれないほどもある。今、みなさんのご家庭が大切になさっている、可能性や選択肢の「幅」というもの。その幅の豊かさのようなもの。それがどこかに消え失せてしまっているんですね。

ではお子さん方のほうの様子はどうかといえば、これはもう大変な毎日。そんなものをものともせずに「ひょうひょう」と歩き渡っていくように見えるお子さんたちもいれば、ひとり悩みを内に抱えてしまって笑顔を失ってしまうお子さんたちもいる。そんな日々を一見楽しそうに過ごしているように見えるお子さんたち。問題はないのかといえば、どうやらそうでもないらしい。やはり豊かな子育ての日々にあったたくさんの「学び」。そういうものとは違った「学び」に変質してしまっている。

このような変質。これを是とするのか非とするのか。これについては「中学受験のプロ」の方々の間でも意見が割れているようです。探してみればあるもので、ご家庭のこのような悩みの相談にのってくれるところがいくつもある。規模は大きくはないけれども志の高い塾長さんや講師の先生のおられる受験塾。なになに受験研究会というようなところ。そんなところを巡り歩いてきて、ついでに我が家のブログに相談に来られるご家庭も、やはりあるんです。そういうご家庭の親御さんたちから話を聞いてみると、そのような相談先から、とても親身に、まるでお医者さんの診察を受けてでもいるように、お子さんの状態を診ていただいた、と。そんなお話を聞かされます。そんなところからいただく「処方箋」とでもいうべきもの。これは今まで疑ってもみなかった「中学受験の常識」。どうやらそれとは違うものらしい。中にはその後のお子さんの予後をお知らせに来てくださるご家庭もあって、今ではお子さんも自信を取り戻して笑顔で毎日を過ごしている・・・そんな話も聞くことができます。こんなときはもう、我がことのようにうれしいですね。

話が長くなってしまいました。ここまで僕のお話に耳を傾けていただきありがとうございます。僕がお伝えしたかった「たった1つのこと」。それは「中学受験の常識」は疑ってかかることができる。中学受験に至る道はいくつでもある。我が家のそれも、ほんの1つの実例に過ぎません。ただ、将来みなさんのご家庭がもし中学受験・・・という道を選ぶことになったなら、中学受験に手を染める前に、できればいちどは立ち止まって、その先どんな道を選ぶのか。どんな「学び」をお子さんに授けてあげるのか。まずはこの点をじっくり考えてみていただきたい。そういうことなのです。

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今日もお子様は受験勉強を楽しんでおられますか?お子様に笑顔はありますか?
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Comments

なち  

受験を終えて

はじめまして。2010年4月頃より拝読しております。
著書も購入いたしました。

きっかけは、縁あって第一子(娘)が私立小学校に入学したことです。
そこは上にそのまま進むもよし、外部受験も歓迎という学校でしたので、我が家も可能性として中学受験を考えることとなりました。
私どもは夫婦とも地方公立育ちで、中学受験については何一つ知りません。そこで、情報収集のためにいろいろな書籍やブログを読んでいたところ、貴ブログに辿りついた次第です。
お嬢さんに丁寧に対応されているご様子に、とても感銘を受けたことを覚えております。

2016年2月、娘の中学受験が終了しました。
本人が嫌がったため塾には行かず、通信教育と市販の問題集での勉強でした。
やり方が間違っているのでは、間に合わないのでは、という不安な数年間。何度も貴ブログと著書を読み返し、心の支えとさせていただきました。改めて御礼申し上げます。

娘とケンカをしながらでしたが、我が家なりの中学受験を終え、ここならばと思える学校に合格、進学することができました。
一緒に問題を解いたり、過去問を分析したり、思い返せば楽しかった記憶しか残っていません。
第二子(息子)に同じことをする気力・体力があるかわかりませんが、また我が家なりの中学受験が体験できたらよいと思っております。

本当にありがとうございました。

2016/04/21 (Thu) 08:51 | EDIT | REPLY |  

ぱぱ塾ぱぱ  

おめでとうございます

なちさん、はじめまして。まずは御嬢さんの合格、おめでとうございます。よかったですね!
我が家のブログに出入りされているご家庭の中でも、まったくの塾なし受験を選ばれるご家庭はあまり多くないようですので、自宅学習で受験・合格されたとのこと。我がことのようにうれしいです。このような受験から得られる濃密な時間。これはなかなか得難い経験となりますから、御嬢さんと一緒に問題を解いたり、過去問を分析したり、思い返せば楽しかった記憶しかないとのこと、きっとその後の御嬢さんの生きる力の糧になってゆくのではないかと思います。今後が楽しみですね。また何かのご縁があって下のお子さんの受験があるようでしたら、またご訪問ください。

ありがとうございました。ぱぱ塾ぱぱ

2016/04/23 (Sat) 20:41 | EDIT | REPLY |  

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